屋久島の森といえば宮崎駿監督が何度も訪れて映画のイメージを膨らませたということでも有名。
特に『白谷雲水峡』は『もののけ姫』のシーンと重なる場所がたくさんあって、子どもたちもイメージしややすい場所で楽しいです。
小学生の子供と一緒に行ってきましたので、子供と一緒に行くときのポイントをご紹介しますね。
子どもでも歩きやすい初心者向けコース
白谷雲水峡のトレッキングコースは宮之浦川の支流・白谷川の上流に広がる森にある遊歩道です。
遊歩道が整備されていて苔むした巨木や手つかずの清流が楽しめることで有名で、高低差が少なく初心者でも歩きやすいコースのため初心者でも気軽に楽しめます。
最終地点の太鼓岩まで行っても往復約6.5㎞・コースタイム往復約5時間ですから小さな子どもでもチャレンジできますよ。
一般的なのは太鼓岩往復コース
白谷雲水峡には3つのコースがあるのですが、基本となるのは「太鼓岩往復コース」。
もう少し回り道をしていろんな屋久杉を見たい方は「弥生杉コース」(プラス1時間2㎞)と「奉行杉コース」(プラス1時間1㎞)を追加して歩くこともできます。
ですが、特に「奉行杉コース」は川を歩いて渡るポイントが何か所もあり、雨で増水しているときには危険です。
私の時も受付の管理棟の方に「奉行杉コースは危険ですからおすすめしません」と言われ諦めました。
無理せず「太鼓岩往復コース」で歩けば白谷雲水峡のハイライトである【苔むす森】と【太鼓岩】はしっかりと見られますから、欲張ってコースを追加しなくてもいいかな?と個人的には思います。
さらに、天気が悪い日ならハイライトであるはずの【太鼓岩】もその絶景が見られず行く意味が?です。
天気が悪い日なら無理せず諦めて【苔むす森】で引き返す、というのもおすすめです。
ジブリの世界がいっぱい!
白谷雲水峡の最大の見どころは、『映画もののけ姫』の乙事主と木霊の世界。スタジオジブリの『もののけ姫』のモデルともなった『苔むす森』や『太鼓岩』など子どもが喜ぶ見どころがたくさん出てきます!
是非現地に行く前に家族で『映画もののけ姫』を見て話をしてから行ってほしいな~。
↓【苔むす森】シシ神様がいる森にそっくり。岩の上に木霊が見えそう…
↓【苔むす森】近くの切り株。乙主様の横顔に見えます。
↓トトロ?(笑)
ルートが冒険みたいで楽しい!
白谷雲水峡のトレッキングルートは、岩場あり、沢渡りあり、くぐり杉ありで、子どもも大人も飽きずに歩ける楽しいコースです。
子どもがワクワクしながら歩いてくれるので、楽しいですよ。
↓沢を渡った後は
↓巨大な石の上を渡ります。
↓ゴツゴツした木の根の道を上ったら
↓吊り橋気持ちいい~!
↓中にはこんな癒しスポットも。
ガイドさんと一緒に歩くツアーもありますが、ガイドさんがいると確かにたくさん説明を聞けていいのですが、子どものペースで歩けないし他の人への配慮なども気にしないといけないので、我が家はガイドは頼まず行きました。
登山の装備をしっかり!甘くみてはいけません。
上のような起伏にとんだ歩道になっているので、トレッキングシューズは子どもも必要。
妹ちゃんは普通のスニーカーで行かせてしまったので、岩場や木の根で滑って危ないし、沢を渡るときにすぐに水が浸みてしまってかわいそうでした。
子どものトレッキングシューズもレンタルできるので、必ず用意してあげてください。
また、屋久島は「1か月のうち35日は雨が降る」と言われるほど降雨量の多い島。
特に森に入ったら、降ったりやんだりを繰り返すのが普通なんです。絶対にレインウェアをしっかりと装備して行ってくださいね。
体力がない子どもだからこそ、レインウェアは大事です。
我が家の妹ちゃんも「晴天だから」という言葉を真に受けてポケットコートにしたら、やっぱり大雨になってしまって「ほんとゴメンね」って感じでしたよ。
>>子供用の登山用品がレンタルできるお店はこちら
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屋久島で子どもサイズの登山用品がレンタルが可能なのはどこ?
月に35日雨が降ると言われる屋久島。
縄文杉トレッキングはもちろん、もののけの森白谷雲水峡やヤクスギランドへ行く場合も必ずレインウェアが必要です。
子ども用の登山用品をレンタルできるショップをご紹介します。続きを見る
それから、ガイドブック等に書かれているコースの所要時間はかなり短いと思ってください!
コースタイムとは「成人男性が10kgほどの荷物を背負って無理なく歩ける、休憩を含まない所要時間」というのが基準です。
実際にガイドさんと一緒に歩くとメチャクチャ速足に感じるのですが、これがコースタイム算定の速さとのことで、大人が速足で歩く感じだと思ってください。
子どもと一緒なら1.5~2倍は時間がかかって当たり前。休憩時間を含めたらもっとかかります。
【苔むす森】や【太鼓岩】まで行きたいのでしたら、午前中の速い時間に出発するのが鉄則。
しっかりとお弁当・行動食(おやつ)・水分など食べるものも持って行ってくださいね♪