子どもと遊ぶ!屋久島観光 屋久島家族旅行・計画編

縄文杉って何歳から行ける?

屋久島のメインイベントといえば世界遺産・縄文杉。
子どもも一緒に見に行きたい!と思うのは当然だけどちょっと待って!

子どもと縄文杉に行くのはかなり慎重に考えることをおすすめします。

縄文杉トレッキング 何歳から行ける?

縄文杉トレッキングは、歩く距離は往復で約22㎞・高低差は710mとそれほど高くはないものの、途中ゴツゴツとした岩場もあり、コースタイムは往復で8時間20分。
休憩や食事の時間などを含むと約10-11時間のハードなコースです。

加えて、ほぼ毎日雨が降るという悪コンディションで、山登りやトレッキングをしている大人でも帰り道はグダグダ、帰りのバスでグラングランに寝てしまうという程ハードなコースなんです。

屋久島縄文杉トレッキング 子ども 高校生

ツアーによっては、「7歳以上可」などと書いているツアーもありますが、低学年では大分厳しいかな?というのが私の印象です。

「1年生の子供でも登れた」「普通のスニーカーで登れた」という口コミなどもありますが、山に入ればすべては自己責任。
山をなめてはいけません。ただその方がラッキーだっただけです。

勝手な私の判断ですが

  1. 小学校5年生以上で
  2. 「縄文杉が見たい!」とやる気のあって
  3. 普段から登山・スポーツなどをして体力がある

子どもさんなら行けるんじゃないかな?と思います。

5年生にもなれば体も大きくなり体力もつくし、ある程度の聞き分けもできる年ごろ。
きついけど頑張ろう!といえば通じる年齢。
それでも、何のために縄文杉まで行くのか分かっていない子供を無理やり連れて行くには厳しい道のりなんじゃないかなーと思います。
「縄文杉を見たい!」と頑張れるお子さんに限りますね。

実際、我が家の下の娘は小学校4年生で最初は「縄文杉が見たい!絶対にみんなと行く!」と行っていたのですが、「縄文杉のために練習しよう!」と何度か登山をしているうちに「やっぱり行かない。10時間も歩くなんて無理。」と言いだし、結局縄文杉には高校生のお姉ちゃんとパパだけで行くことになりました。

普段から登山をしているパパとお姉ちゃんでさえぐったりと疲れて帰ってきているのを見て、「行かなくて正解だったなー」と思っています。

実際には、幼稚園くらいの子供が登っていたり、背中に1歳の赤ちゃんを背負って登っている方もいたそうです。
その日は豪雨だったので「あの子たちあの後どうなったんだろう?」とお姉ちゃんが心配していました。

下の娘がもう少し大きくなって「縄文杉が見たい!」と行った時には次は必ず一緒に行こうと思っています。

お姉ちゃんとパパが縄文杉に行っている間は妹ちゃんと私でシュノーケルでウミガメを見たり屋久杉アクセサリーを作ったりと、それはそれで4年生の妹ちゃん的に大満足な1日になりました。
子どもには子どもにあった楽しみ方をするのもいいと思います。

子ども連れで行くならしっかり準備!

富士山に軽装で登る外国人を見て「え?」と思うことはありませんか?

スニーカーの子どもを連れて縄文杉に行くというのはこれと同じくらい「え?」ということだとイメージしてください。

山に入ったらすべては自己責任。
子どもと無事に下山しなければいけないのですから、しっかりと山の装備と山の準備を備えてから行ってください。

屋久島縄文杉トレッキング 子ども 高校生

子供と一緒に縄文杉に行くとしたら

  1. トレッキングブーツをレインウェア・行動食など、すべて子供の分も用意する
  2. 縄文杉に行く前に、子どもも一緒に登山のトレーニングをする
  3. 途中で引き返す勇気をもってすべては自己責任で行く
  4. 貸切でガイドツアーを付ける

ということが必要だと思います。

特に④貸切でガイドツアーを付ける、というのが特に重要。
子供のいるグループはペースが遅いので集団の一番後ろになるように位置取りしながら歩くのですが、そうするとどうしてもペースが保てず時間がかかり過ぎてしまうのです。
ガイドさんがいればそのあたりの位置取りとペース配分をしっかりとキープしてくださるので、これをお願いできるだけでもとても大事です。

ちなみに我が家はこちらのガイドさんにお願いしました。
送迎や持ち物など事前連絡が非常に迅速丁寧で安心でしたし、当日の気配りはもちろん娘に合わせていくらでも話題が出てくる知識の深さに感服して帰ってきました。
こちらのガイドさんは『9歳~』となっています。

>>【子どもも安心】縄文杉トレッキング貸切ツアー

また縄文杉トレッキングは10時間という長丁場。
「飽きて疲れた子どもが泣いて動かなくなった」という事例も数多いのですが、ガイドさんをお願いすれば子どもが飽きないように会話をしてくださり、大人も自分の歩きに集中することができます。
特に帰り道は登山が趣味の大人でも無口になるほどキツイので、この修羅場を乗り切るにはガイドさんの腕がどうしても必要となります。
「お子さんが嫌がったらすぐに引き返しますよ」と言ってくれるガイドさんこそ、信頼できるガイドさんだと思います。

また①トレッキングブーツとレインウェアは登山の基本。
子どもでも絶対スニーカーでなく登山用のトレッキングブーツを用意してあげてください。

縄文杉ルートは毎日と言っていいほど雨が降ります。
普通のスニーカーではぬかるんだ道で滑ったり、雨が浸みてきたりでとても歩きにくいんです。
「子どもだから大丈夫」ではなく「子どもだからしっかり準備」をしてあげてくださいね。

↓こちらの記事で屋久島で子供用の登山グッズをレンタルできるお店をまとめています。ご参考まで。

屋久島 子ども 登山用品 レンタル
屋久島で子どもサイズの登山用品がレンタルが可能なのはどこ?

月に35日雨が降ると言われる屋久島。
縄文杉トレッキングはもちろん、もののけの森白谷雲水峡やヤクスギランドへ行く場合も必ずレインウェアが必要です。
子ども用の登山用品をレンタルできるショップをご紹介します。

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